
第5書架「稀覯本及びサイン本」
『マドリッド手稿』 レオナルド・ダ・ビンチ著 岩波書店 |
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マドリッド国立図書館(ファクシミリ版) 約600頁 全5冊、定価98,000円
1964年にスペイン、マドリッド王立図書館内で発見されたこの手稿は、レスター手稿、アトランティコ手稿、トリヴルツィオ手稿、鳥の飛躍に関する手稿、パリ手稿、解剖手稿、ウィンザー紙葉、アランデル手稿、フォースター手稿、の9部門の一角を占めるダ・ヴィンチ創造の源泉を余す所無く伝える非常に重要な文献。
国立図書館に収蔵された時に表紙を朱色の革張りに装丁し直されたらしい。
ダビンチの手稿は鏡面文字で書かれていることが有名で、その理由は誰も判らないのであるが、読み進める中に『手稿は最終ページから書かれだした』ものじゃないのか?という疑問が沸いた。ダビンチは紙葉1枚につき一つの事例をかき記しては、後から思いついたメモを残せるすスペースを空けて次に進んでいるが、(たまーに空きページに戻ってきて書いてしまうらしいが)事実次ページにある筈の繋がりが前ページに書かれたりしている所もあるし、それ以外にも鏡面文字を書くとしたら繋がり的にその方が書きやすいはずである。
そんな事はファクシミリ解説のどこにも書いていなかったのだけれど、このことに気付いて最後の紙葉から読み出した人って、一体どれほどいるのだろうか?? |
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『探偵小説四十年』 江戸川乱歩著 桃源社 昭和36年 |
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限定1000部の内第995番 墨筆サイン入り 二重函付 天銀・総黒色クロース装上製本。貼函・外函入。
乱歩が自らの執筆生活を振り返り語るエッセイである。 |
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