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ロトの剣 (出典:ドラゴンクエスト)
製作年代 不明(神代の伝説ではムー大陸にて作られたオリハルコン祭具であり、ドラゴンクエスト物語ではジパングから迷い込んできた鍛冶職人によって打たれている。)
所持者 ロトと呼ばれる勇者達(マンガではアルス)

 別名王者の剣。ロトとは、アレフガルドに伝わる勇者の称号で、光の鎧、勇者の盾とともにラダトームの城に伝わっている。
 元々、ムーの国を海に沈める時に神々が人々を試す為に作らせたオリハルコンの祭具だったといわれ、その固い金属は真紅の水晶と黄金の水晶とを使用しなければ加工は不可能であった。
 ロト伝説はドラゴンクエストVからT‐Uへと始まり、初期に王者の剣と呼ばれた剣は大魔王ゾーマにより3年の年月を経て破壊されている。
 しかし、材料となるオリハルコンとジパングから迷い込んだ鍛冶職人により打ち直されて再生した剣は元の剣に劣らない威力を発揮、ゾーマを討ち果たしラダトームに伝えられて以後、この剣をロトの剣と呼称する事になる。(ちなみに、ゾーマを棍棒で倒したら後の時代にその棍棒がロトの剣として伝わりかねないという突っ込みもあるが、それは別の話である。)
 数百年の年月が流れ、竜王の脅威がアレフガルドを襲った時に再度ロトの剣は歴史に登場することになる。がしかし、この剣は年月と共に劣化するようで、ドラゴンクエストUに至っては店で売られているひかりの剣より威力が無くなっている。
 なお、ロトの紋章によるロトの剣の所有者はアルスで、ジパングのオリハルコン龍像を溶かして作成されたこのもうひとつのロトの剣は最終決戦で折れて失われている。
 よみがえりし伝説の剣に至っては、剣はデザインを変え、呪文のオーブで攻撃呪文を上乗せしたり、守りのオーラで防御したりと、作を重ねるにつれて設定が変容し、初期作品とは全く別の存在になってしまった感がある。ENIXは昔の設定を踏まえる気などさらさら無いようだ。


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